こんにちは、kuniです。
身長150cm前後の女性が電動アシスト自転車を選ぶとき、「20インチと24インチのどっちがいいんだろう」「足がしっかり地面につくかな」と迷うことはとても多いですよね。
実は、身長150cmというのは電動自転車選びにおいて「選べる車種の幅が広がる一方で、用途によって向き不向きが分かれやすい」ちょうど境目にあたる身長なんです。
買い物や通勤で1人で乗るなら20インチでも24インチでも無理なく乗れるモデルがたくさんありますが、子どもを2人乗せる場合や、段差のある駐輪場で押し歩きする場合は、数字の見方が少し変わってきます。
この記事では、身長140cm台全般を含む広い話(別記事で解説)から一歩踏み込んで、「身長150cm前後の女性」に焦点を当てた車体選びの基準と、試乗で確かめたいポイントをお話しします。
- 1身長150cm前後での乗車適応身長とサドル最低地上高の見方
- 220インチと24インチでサドル高が同じでも乗り味が違う理由
- 3子ども乗せモデルで1人乗りと3人乗りの適応身長が分かれる訳
- 4車体の重さや跨ぎやすさを販売店の試乗で確かめる手順
迷ったときの3つの判断ポイント
- 走行距離と充電の手間(毎日10km以上なら大容量、近所なら小容量)
- 保管・駐輪環境(段差や狭いラックなら小径・軽量車、平置きなら標準車)
- 保証と近隣の修理サポート(日常使いでは持ち込める店があるかを優先)
身長150cm前後の女性が確認したい数字
まずは、カタログや公式サイトの仕様表に並んでいる数字を、身長150cm前後の女性の目線でどう読み解けばよいかを見ていきましょう。
タイヤのインチ数だけで決めてしまう前に、3つの数字を確かめるのが失敗しないコツです。
乗車適応身長150cmの位置づけ
電動アシスト自転車の仕様表には、必ず「乗車適応身長(目安)」という項目が書かれています。
これは、サドルを一番低くした状態でまたがったときに、両足のつま先や母指球あたりが地面につき、安全に発進・停止できる身長の目安です。
国内メーカーの20インチや24インチのモデルでは、この乗車適応身長が「136cm以上」や「141cm以上」となっているものが多くあります。
つまり、身長150cm前後の女性であれば、20インチの小径モデルはもちろん、24インチの買い物向けモデルや一部の26インチ低床モデルまで、適応身長の範囲にしっかり入ってくるのです。
「背が高くないから20インチしか選べないかも」と最初から選択肢を狭める必要はありません。
より小柄な方を含めた足つき全般の基本は、低身長向け電動自転車の選び方・足つきと試乗のポイントでも紹介しています。

サドル最低地上高の数字を比べる
乗車適応身長とあわせて必ず見たいのが、「サドル地上高さ(サドル高)」の下限の数字です。
地面からサドルの上面までの高さをセンチメートルで表したもので、この数字が小さいほど足が地面につきやすくなります。
例えばパナソニックの軽量モデル「ビビ・SL(24インチ)」と「ビビ・SL・20(20インチ)」の仕様表を比べてみると、どちらも乗車適応身長は136cm以上、サドル地上高さは67.0cm〜78.0cmと案内されています。
(出典:パナソニック「ビビ・SL」)
「タイヤが20インチのほうがサドルも低いはず」と思いがちですが、近年の低床フレーム設計では、24インチでも20インチと同じ67.0cmまでサドルが下がる車種があるんですね。
インチ数のイメージだけで判断せず、気になる車種同士の「サドル地上高さ」の数字を並べて見比べてみましょう。
| 確認する項目 | 仕様表での見方 | 身長150cm前後でのチェック点 |
|---|---|---|
| 乗車適応身長 | 〇〇cm以上と表記 | 1人乗り目安か幼児2人同乗目安かを区別する |
| サドル地上高さ | 下限〜上限(cm) | 一番低くしたときに足裏がどこまで着くか |
| フレーム形状 | U型・V型・L型など | スカートや普段着で足を高く上げずに跨げるか |
| 車体質量(重量) | 〇〇.〇kgと表記 | 駐輪場の段差やスタンド操作で無理がないか |
同じサドル高の数字でも、サドルの横幅が広いと足を下ろしたときに太ももが当たり、数字より少し高く感じることがあります。

20インチと24インチの走りの違い
サドルの最低地上高が同じくらいなら、身長150cm前後の女性は20インチと24インチをどう選び分ければよいのでしょうか。
違いが出るのは、足つきよりも「走っているときの感覚」と「小回り」です。
20インチはタイヤが小さい分、前カゴや車体全体の重心が低くなり、こぎ出しのふらつきが少なくて狭い路地や駐輪場でもクルッと向きを変えやすいのが魅力です。
一方、24インチは普通の自転車に近い感覚でスイスイ直進しやすく、段差を乗り越えるときの衝撃が20インチより穏やかに感じられます。
住宅街の細かい曲がり角や混雑した駐輪場をよく使うなら20インチ、片道2〜3km以上の道のりを気持ちよく走りたいなら24インチという基準で比べてみてください。

26インチを選ぶときに気をつける点
家族との共用や通学・通勤で「26インチの電動自転車に身長150cmで乗れるかな」と考える人もいると思います。
26インチの標準的なモデルでは、乗車適応身長が「141cm以上」や「146cm以上」となっている車種があり、身長150cmならカタログ上は乗れる範囲に入ります。
ただし、20インチや24インチに比べるとサドルの最低位置が数センチ高くなり、ハンドルまでの距離も少し遠くなる傾向があります。
また、タイヤが大きい分だけ車体の全長が長くなり、重量も25〜28kg前後とずっしりしてきます。
24インチと26インチの詳しい違いは、24・26インチ電動自転車の違いと身長・用途で選ぶコツで比較しています。
子ども乗せモデルの2つの適応身長
身長150cm前後の女性が「子ども乗せ電動自転車」を選ぶときに、一番気をつけて見たいのが適応身長の2段階表記です。
例えばパナソニックの後ろ子ども乗せモデル「ギュット・クルームR・DX」の仕様表では、乗車適応身長(目安)は「142cm以上」ですが、その下に「幼児2人同乗時適応身長(目安):155cm以上」と記載されています。
これは、子どもを1人乗せる場合と、前後に2人乗せて(3人乗りで)走る場合とで、止まったときに求められる足のつき方が違うためです。
子どもを2人乗せると総重量が重くなるため、つま先立ちではなく「両足の裏全体が地面にしっかりつくこと」が安全の目安になり、155cm以上という基準が設けられています。
身長150cm前後で子どもを2人乗せる予定がある人は、カタログの数字だけで買わず、必ず販売店でサドルを一番下まで下げて両足がどう接地するかを確かめましょう。
注意:子どもを乗せて走るときに、つま先しか地面につかない状態で停車すると、車体が傾いたときに支えきれず転倒するおそれがあります。
幼児同乗モデルを選ぶ際は、必ず販売店で足裏の接地状態を確認してください。
後ろ乗せと前乗せでの重心の差
子どもを1人乗せる場合でも、ハンドルのすぐ後ろ(前側)にチャイルドシートがあるタイプと、後ろの荷台にチャイルドシートがあるタイプで扱いやすさは変わります。
最初から前側にチャイルドシートが付いている専用モデルは、ハンドルの回転軸の近くに子どもの重さがくるため、低速でもバランスを取りやすい設計になっています。
ただし、自分の胸の前にシートがある分、乗り降りするときに足をくぐらせるスペースや、前方の視界がどう見えるかを試乗で確かめておく必要があります。
前後シートの特徴や主要メーカーの違いは、子ども乗せ電動自転車おすすめ・前後シートの違いと主要3社比較も参考にしてみてください。
跨ぎやすさを左右するフレーム形状
足つきと同じくらい毎日の乗り降りで差が出るのが、車体の真ん中にあるフレームの高さです。
信号待ちや駐輪場で乗り降りするとき、多くの女性は前のフレームの上をまたいで乗り降りしますよね。
このとき、フレームがぐっと低くくびれている「U型」や「低床フレーム」の車体なら、スカートやワイドパンツを着ていても、足をほとんど上げずにスッとまたげます。
反対に、直線フレームの車体は、サドル自体は低くできてもまたぐときに足を高く上げる必要があるので、普段どんな服装で乗るかを思い浮かべて選びましょう。
ハンドルまでの距離と腕のゆとり
身長150cm前後の女性がサドルに座ったとき、見落としやすいのが「サドルからハンドルまでの遠さ」です。
足つきだけを気にしてサドルを合わせても、ハンドルが遠すぎると上半身が前かがみになり、肘が伸び切った姿勢になってしまいます。
腕が伸び切ったままだと、曲がり角でハンドルを切ったときに外側の手が届きにくくなり、ブレーキレバーも握りづらくなります。
サドルに深く腰掛けた状態でグリップを握ったときに、肩の力が抜けて肘が軽く曲がるくらいのゆとりがあるかを見ておきましょう。
失敗しない車体選びと試乗の確認点
仕様表の数字の見方が分かったら、次は実際の暮らしの中で扱う「重さ」や「駐輪場での動き」、そしてお店で試乗するときの具体的なチェック方法を見ていきましょう。
走る時間だけでなく、押して歩く時間や停める時間まで想像するのがポイントです。
車体重量20kg前後と25kg超の差
電動アシスト自転車は、走り出してしまえばモーターが助けてくれますが、重さがずっしり響いてくるのは自転車から降りて手で扱っているときです。
一般的な買い物モデルの電動自転車は約25〜28kg、子ども乗せモデルでは30kgを超えるものもあります。
一方、先ほど触れたビビ・SLのような軽量モデルは約19.9kgと、20kgを切る重さに抑えられています。
身長150cm前後の女性にとって、この「5〜10kgの差」は、駐輪場の段差で前輪を浮かせる瞬間や、傾いた車体を引き起こす瞬間にとても大きく感じられます。
軽い車種の選び方は、軽い電動自転車おすすめ・重量20kg以下の選び方で詳しく解説しています。
スタンドを立てるときのてこの原理
毎日必ず行うのが「両立スタンドを立てる動作」です。
ここは車体の重さだけでなく「スタンドの形(L字型など)」で楽さが大きく変わります。
近年の電動自転車の多くには、スタンドの端に足で踏むための出っ張りが付いていて、そこを片足で踏み下ろすだけで、てこの原理で車体が軽く持ち上がる仕組みが採用されています。
手で荷台を力任せに引き上げるのではなく、スタンドを踏む足の体重移動でスッと立てられるかどうかを、お店の展示車で一度試してみてください。
◆kuniのワンポイントアドバイス
スタンドを立てるときは、ハンドルを握る手は引っ張るのではなく「後ろへ軽く添えるだけ」にして、右足でスタンドの踏みしろを真下に踏み込むのがコツです。
腕の力を使わずに自分の体重を乗せるだけで、驚くほど軽くガチャンと立ちますよ。
駐輪場のラックやスロープでの押し歩き
自宅や最寄り駅、よく行くスーパーの駐輪場がどんな構造になっているかも、購入前に思い返してみましょう。
前輪を一段高いレールに載せる2段式ラックや、地下駐輪場から地上へ上がる長いスロープがある場合は、車体の重さがそのまま負担になります。
長いスロープがある環境なら、ボタンを押している間だけモーターが車体を前に進めてくれる「押し歩きモード」が付いた車種を選ぶか、20kg前後の軽量モデルを選ぶと毎日の苦労が減らせます。
ブレーキレバーの握り幅を確認する
身長150cm前後の女性は、手のひらや指の長さも小ぶりなことが多いですよね。
見落としがちなのが、ハンドルのグリップからブレーキレバーまでの「開き幅(遠さ)」です。
多くの電動自転車では、ブレーキレバーの根元にある調整ネジなどで、手の大きさに合わせてレバーの握り幅を少し近づける調整ができるようになっています。
試乗や納車のときに「ブレーキレバーを握りやすい位置に調整してもらえますか」と販売店のスタッフに相談してみましょう。
よく履く靴での足つきとペダル位置
お店へ試乗や実車確認に行くときは、普段一番よく履く靴を履いていくのが鉄則です。
休日に底の厚いスニーカーで試乗して「大丈夫」と思っても、平日の通勤で底の薄いフラットシューズに履き替えると、1〜2センチの差でかかとが浮いて不安に感じることがあります。
一番底が薄い靴を基準にしてサドルの高さを合わせておけば、どの靴を履いた日でも安心して止まれます。
◆kuniのワンポイントアドバイス
サドルを一番下まで下げてちょうどいい足つきになるときは、ペダルが一番上に来たときに「膝が窮屈に曲がりすぎないか」も一緒に確かめてみてください。
もし膝がハンドルや前カゴに近く感じるなら、車体前後の空間にゆとりがある車種と乗り比べてみると違いが分かりますよ。
前カゴの高さと荷物の出し入れ
毎日の買い物で実感するのが、「前カゴの高さ」です。
重たいエコバッグを前カゴへ持ち上げて入れるとき、カゴの位置が高いと胸や肩の高さまで荷物を持ち上げなければなりません。
身長150cm前後の女性にとっては、20インチや24インチの低床モデルのように、前カゴの位置が地面から少し低めに付いている車体のほうが、肘を無理に上げずに荷物を出し入れできます。
サドルを一番低くしたときの注意点
サドルを一番低い位置まで下げて乗るときに確認しておきたいのが「バッテリーの抜き差し」です。
電動アシスト自転車は、サドルのすぐ下にバッテリーが収まっている車種が多く、バッテリーを引き抜くときにサドルを跳ね上げる構造になっているものがあります。
サドルを一番低い位置で使う予定の人は、その状態でバッテリーの取り外しがスムーズにできるかも店頭で一度やってみましょう。
こぎ出しのアシスト感とモード切替
電動アシスト自転車に初めて乗る小柄な方がびっくりしやすいのが、「ペダルを一踏みした瞬間にグンと前に出る感覚」です。
最近の国内メーカー車には、こぎ出しの急発進を抑えてやさしい力でスタートする制御が入ったモデルも多くあります。
試乗できるときは、「オートマチック(標準)モード」と「エコモード」の両方で発進してみて、自分が怖くないスムーズな出足のモデルを選ぶと安心です。
試乗から購入・初期調整までの流れ
最後に、納得の一台を選ぶための手順をまとめておきます。
ステップ1として、自分の主な用途が「1人での移動」か「子どもの送り迎え」かを決め、候補のサドル最低地上高と車体重量を見比べます。
ステップ2として、自転車店でサドルを一番下から合わせてもらい、両足のつき方とハンドルまでの距離を確かめます。
そしてステップ3として、納車時に「サドル高」「ハンドルの角度」「ブレーキレバーの握り幅」を自分の体格に合わせて最終調整してもらいます。
身長150cmの電動自転車選びのよくある質問(FAQ)
Q1. 身長150cmの女性には20インチと24インチのどちらがおすすめですか?
A. 身長150cmであれば、1人乗りの買い物・街乗りモデルは20インチ・24インチのどちらも乗車適応身長の範囲に入ります。
重心の低さや小回り、荷物の載せ降ろしのしやすさを優先するなら20インチ、ひと漕ぎで進む距離や段差での安定感を優先するなら24インチ(軽量低床モデルなど)を乗り比べて選ぶのがおすすめです。
Q2. 身長150cmで子ども乗せ電動自転車(3人乗り)に乗っても大丈夫ですか?
A. 子ども乗せモデルの多くは1人乗車時の適応身長が142cm前後からとなっていますが、幼児2人同乗時(3人乗り時)は両足の裏全体が地面につく目安として155cm前後以上と案内されている車種があります。
股下の長さや靴によって足のつき方は変わるため、子どもを乗せる予定がある場合は必ず販売店で実車にまたがり、安全に車体を支えられるかを確認してください。
Q3. 身長150cmだと26インチの電動自転車は大きすぎますか?
A. 26インチでも低床フレームのモデルなら乗車適応身長が141cm〜146cm以上となっており、身長150cmで乗れる車種はあります。
ただし20インチや24インチに比べると車体が重く全長も長くなるため、駐輪場での取り回しやまたぎやすさに不安がある場合は24インチ以下と比較してみるのが安心です。
Q4. 車体が重くて倒したときに起こせるか心配なときはどう選べばいいですか?
A. 1人で乗る用途であれば、車体重量が20kg前後に抑えられた軽量モデル(パナソニックのビビ・SLシリーズなど)を選ぶと、押し歩きや引き起こしの負担がぐっと軽くなります。
また、てこの原理で軽く踏めるL字型スタンドが付いているかどうかも店頭で実際に踏んで確かめてみてください。
Q5. ネット通販で買うときにサイズで失敗しない確認方法はありますか?
A. 今乗っている自転車の地面からサドル上面までの高さをメジャーで測り、検討している電動自転車の仕様表にある「サドル地上高さ」の下限と比較してください。
あわせて、車体重量やハンドルの高さ、近くの自転車店でサドルやブレーキレバーの初期調整を頼めるかも確認しておくと失敗を防ぎやすくなります。
身長150cmの女性の電動自転車選びまとめ
最後に、身長150cm前後の女性が電動アシスト自転車を選ぶときに押さえておきたいポイントをまとめます。
- タイヤのインチ数だけでなく「乗車適応身長」と「サドル地上高さ」の下限を確認する
- 小回りと低重心なら20インチ、普段の自転車感覚でスイスイ走るなら24インチを比較する
- 子ども乗せモデルは1人乗車時と幼児2人同乗時で適応身長の目安が異なる点に注意する
- 押し歩きや駐輪場の段差がある環境では、20kg前後の軽量モデルやスタンドの踏みやすさを見る
- よく履く靴でお店の実車にまたがり、足つき・フレームの跨ぎやすさ・ブレーキの握り幅を確かめる
身長150cm前後は、車体の重さやサドル高を少し意識して選ぶだけで、毎日の買い物や通勤が驚くほど快適になるサイズ帯です。
車種ごとの乗車適応身長やサドル地上高さ、重量などの仕様は年式によって変わる場合があるため、正確な情報は各メーカーの公式サイトをご確認ください。
ご自身の体格やお子さまを乗せる条件にどの車種が安全に適合するか、最終的な判断は自転車販売店などの専門家にご相談ください。
この記事で参照した公式情報・公的資料
- cycle.panasonic.com:パナソニック「ビビ・SL(24インチ)」の乗車適応身長(目安)は136…(確認日:2026-10-24)
- cycle.panasonic.com:パナソニック「ギュット・クルームR・DX」の乗車適応身長(目安)は14…(確認日:2026-10-24)
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